古い胴裏の典型です
ブログ 2017年3月13日
ご訪問ありがとうございます。
昨日のお客様、亡きお母様のきものを親友の方に差し上げたいけれど
寸法直しをする程の物か見てほしいと親友の方とご同伴でご来店されました。
2枚無地のきものをご持参され、表生地などはしっかりした物でしたし、寸法的にも
お直しできる物でしたが、胴裏が2枚共経年変化以上に痛んでいました。
むかし胴裏が重さで取引されていた頃、糊を咬ませて重くした粗悪品があり
その糊が経年と共に星(ぽつぽつと焦げ茶色)になる物ありました。
寸法直しも広げたり伸ばしたりしますし、着用の汚れもありましたので
洗い張りをして、胴裏を新しくしてのお仕立て替えをお勧めしました。
10月の発表会に親友の方がお召しになれば、亡きお母様も喜んで
おられる事と思います。
きものもまた出番が出来て喜んでいると思います。