草履や下駄のお直し
お手入れ 2017年3月14日
ご訪問ありがとうございます。
昨日ご来店のお客様が生徒さんより頂いた草履のお直し(寸法直し)をご要望でした。
草履や下駄は、台と鼻緒で構成されています。元々台と鼻緒を別々に選んで、
ご自分の足に合った寸法に職人がすげて完成です。
鼻緒に付いている紐によって履き続けていると、紐が伸びて寸法が大きくなる場合があります。
むかしうちの母が、少し寸法がきつい高価な草履を履き続ければ緩くなるだろうと履き続けましたが
緩くなりませんでした。それをその草履屋さんに話した所、その草履屋さんの鼻緒に付いている紐は
麻紐を使っているので、履き続けても緩みませんと言われたそうです。
お客様の草履の寸法直しの際、前坪(鼻緒に付いている親指と人差し指ではさむ所、
画像の赤丸の所)も痛んでいたのでそれもお直しして綺麗になりました。
今回は簡単なお直しでしたので、無料でさせて頂きました。
最近の草履の傾向は、台は小判型、鼻緒は布製で前坪もビロード素材が多いです。
又、裏革の張り替え、鼻緒の取り換え、踵の打ち替えなど、お見積りだけでもさせて頂きます。
お困りでしたらお気軽にご相談下さいませ。