チャンチィン染めの名古屋帯
お知らせ 2017年4月10日
呉服のいちこしの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、チャンチィン染めの名古屋帯のご紹介です。
チャンチィン染めとは、元々インドネシアで染められているローケツ染めの事です。
インドネシアで考案された、へら状の木の先端にポットを付けたチャンチィンと
呼ばれる道具を使うのでこの名が付きました。
日本でローケツ染めに使われる蝋は、パラフィンや木ろうなど用途に合わせて使いますが
チャンチィン染めは松から得られるヤニを蝋として溶かしポットに注ぎ込み布に描いていきます。
インドネシアより輸入して使う松ヤニの蝋は粘度が程良く絹には最も適していると染め師の
橋本さんはおしゃっています。
画像の名古屋帯は、おしゃれで染物にも織の着物にも合わせられますし
袷は勿論お単衣にも締められる素敵な帯です。