琉球絣をご紹介させて下さい!
ご紹介 2017年7月19日
呉服のいちこしの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、琉球絣をご紹介させて下さい!です。
遠くインドに源を発し、東南アジア各地に広がった絣が、琉球王府の大交易時代の波に乗って、
沖縄に入ったのが14~15世紀ごろだそうです。それ以後、中国・日本や東南アジアの影響を
受けながらも、琉球の気候・風土にマッチした独自の絣が沖縄各地でつくられ、その絣が、
海を越え、薩摩絣、久留米絣、米沢琉球絣、伊予絣など日本の絣のルーツとなったそうです。
琉球かすりの大きな特徴は、およそ600種という多彩な図柄です。これら爽やかな涼感をさそう
幾何学模様の図柄は、琉球王府時代から伝わる「御絵図帳」をもとに、職人たちが現代の感覚を
取り入れて、オリジナルを作り上げます。
織は、緯糸を経糸の間に投げ込んでおっていく昔ながらの技法で、1日せいぜい1~2メートルぐらい
ずつ丹念に織り上げていきます。
画像の着尺は、いかにも琉球らしい柄で見ている方が爽やかな涼感を感じられると思います。