裾の擦り切れ!
お手入れ 2017年10月27日
呉服のいちこし、着物を着て笑顔になる、人作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、裾の擦り切れ!です。
昨日、お客様より裾の擦り切れたきもののお直しを承りました。
柔らかい着物(染のきもの)には、チェニーと呼ばれる八掛を付けます。
チェニーの正式名称は、チェニー羽二重といい経に壁糸(かべいと=強い下撚りを掛けた太い糸
と無撚細糸を合せて下撚りと反対に撚りを掛けた糸)を、緯に平糸を使い織ったもので、
羽二重に比べて縮緬の風合いが出る様に織られた生地です。
緯に平糸を使いますので擦れた場合は、切れ易いです。
切れ易いと言っても相当酷使した場合か長年使い続けた場合です。
画像の様になりましても色々な方法でお直しをすれば綺麗になりますので
お困りのお方様は、お気軽にお問い合わせ下さいませ。