ねん金綴袋帯をご紹介させて下さい!
ご紹介 2017年11月15日
呉服のいちこし、着物を着て笑顔になる、人作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、ねん金綴袋帯をご紹介させて下さい!です。
西陣の機屋さん、桝屋高尾の高尾弘さんは正倉院の織物の研究などの実績を買われ、
名古屋の徳川美術館から「黄金のねん金袱紗」の復元を依頼されます。
500年以上も経過している袱紗は劣化損傷が激しく非常に困難な作業でしたが、
糸を紡ぐところから始めて一歩一歩行程を経て、見事復元に成功します。
その後、この技術を更に発展させ、技術を確立したのが「ねん金綴錦(ねんきんつづれにしき)」
です。
ねん金とは、真綿の糸に金箔を巻きつけて金の糸を作る技法です。
元々真綿ですので、シワに非常になりにくい織物です。
また、一本一本の帯の織り出しの中に 徳川美術館の名前で 複製を禁じる と書いてあります。
またもう一枚には 菊の御紋が付いて 特許の登録番号が有ります。
画像の帯は、朱地の濃淡を橫段にして縁起の良い七宝繋ぎ柄になっています。
朱と金だけの配色ですし花柄ではないので、着物が花柄の全体柄でも朱色さえ
あえばいろんな着物に合わせられます。
また、金色もケバケバせず鈍く上品な光なのでよそ行きの小紋から格のある
訪問着まで合わせて頂けます。裏地も表地同様ねん金綴織りですので
シワになりにくい事もあり裏を締めて頂く事も出来ます。
この様に大変重宝なねん金綴袋帯にご興味のあるお方様は、
お気軽にお問い合わせ下さいませ。