米沢織、長井紬を紹介させて下さい!
ご紹介 2017年11月26日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て笑顔になる、人作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、米沢織、長井紬を紹介させて下さい!です。
先日まで開催していました、米沢織ミュージアムで最新の品物がありましたので
ご紹介させて下さい。
国の伝統的工芸品に指定されている「置賜(おいたま)紬」は、米沢・長井・白鷹に伝わる紬の
総称です。 それぞれの地で別々に発展した紬を、ひとつの名称に統合しました。
その歴史は、米沢藩が絹織物を推奨し、本場・京都から織物師を招いて研究開発したために
飛躍的に発展しました。紅花や藍、紫根(しこん)などの植物染料で糸を染めて織る先染めの
技術を確立します。
その一方で、養蚕地だった長井・白鷹でも織りをするようになり、明治期に入ると新潟などの
先進地から技術者を招き、高度な絣(かすり)技術を開発。大正期から昭和初期に、長井紬の
「米琉(よねりゅう)絣」や白鷹紬の「板締小絣(いたじめこがすり)」が全国に有名になりました。
今回の紬は、長井紬で米琉絣ではありませんが、括った絣糸で表わした、よろけのたて縞が
目立ちますが、バックに青、緑、黄、赤などの色を市松模様で表現しています。
玉虫色の様に角度によってバックの色が見えたり、見えなかったりして幻想的な雰囲気を
醸し出しています。
この様な柄や色は、あらかじめそうなる様に染めた糸を作り、織り上げています。
帯の色柄や八掛の色で年幅が広いですし、何より格好良くお召し頂けます。
この様に現場では、常に研究し新しい品物作りに真面目に取り組んでいます。
品物をご覧になりたい方は、お気軽にお出掛け下さいませ。