今月ののれんは椿の柄です。
ブログ 2017年12月3日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て笑顔になる、人作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、今月ののれんは椿の柄です。です。
椿の花は古来から日本人に愛され、京都の龍安寺には室町時代のツバキが残っています。
他家受粉で結実するため、またユキツバキなどと容易に交配するために花色・花形に変異が
生じやすいことから、古くから選抜による品種改良が行われてきた。
江戸時代には江戸の将軍や肥後、加賀などの大名、京都の公家などが園芸を好んだことから、
庶民の間でも大いに流行し、たくさんの品種が作られた。
茶道でも大変珍重されており、冬場の炉の季節は茶席が椿一色となることから
「茶花の女王」の異名を持っています。
こののれんは、奥と馬篭に行った時に、生地よりはみ出た椿、大胆な中にも凛とした一輪だけの
構図に衝撃を受け一目ぼれで購入しました。
その後、京都や色々な所でのれんを見ますが、この様な物には出合えません。
茶道でも季節的にも年明けの1月から花ですが、今回は先取りと言う事で今月に掛けてみました。