天蚕糸(てんさんし)入り白生地を紹介させて下さい。
ご紹介 2018年2月10日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、天蚕糸(てんさんし)入り白生地を紹介させて下さい。です。
木の葉に包まれるように眠る緑色の繭。この繭から採れる糸を天蚕糸と言います。
白い絹糸よりもしなやかでしわになりにくく「繊維のダイヤモンド」「繊維の女王」などと呼ばれ、
時に70倍(!)の値がつくとも言われる高級糸です。
そんな高価な天蚕糸を贅沢に使用し、訪問着に柄付した縫い取り白生地です。
柄の黄色の所が、天蚕糸を使用しています。その部分は染まらないか染める色によっては
黄色が混じった色に出来上がります。
普通の糸で柄だしした所と地の色とは、微妙に違う色で染上りますので
1色で染めても、天蚕糸の所と普通糸の柄の所と地色と3色で染上がってきます。
染上がりは、天蚕糸特有の光沢が上品でいて豪華さも出ますので
合わせる帯によってお茶会から豪華なパーティーまでお召し頂けます。
そんな天蚕糸入りの白生地は、月末位まで当店でご覧いただけますので
ご興味のあるお方様は、お気軽にお出掛け下さいませ。