お手入れでお預かりしたきものは、品川恭子さん作の訪問着でした。
ご紹介 2018年2月18日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、お手入れでお預かりしたきものは、品川恭子さん作の訪問着でした。です。
品川恭子さんの作品を現物を拝見するのは、初めてです。
と言うのも今お取り引きしている問屋さんは、品川さんの作品を取り扱っていない為です。
勿論、お取り扱いをしたいと思っている事でしょうが品川さんが製作される点数に限りがある為
新しい問屋さんとお付き合いが難しいと思います。
型小紋のように市場にたくさんあるであろう品物でも、いざ目当ての物を探そうとすると難しい
事が多いです。
ですので、私達小売屋もですがお客様も品物との出会いは大切にして欲しいと思います。
その品物に出会ったのも、ご縁があるからと思います。
品川さんの訪問着ですが、落ち着いたグリン地に花紋の柄ですが
その柄が品川さん独特の創造的に図案化された花紋の文様です。
その花紋に施された彩色感性もまた独創的です。
また、特に多くもなく、程良く配された花紋のバランス感覚はどこに視点も向けても、
理屈では割り切れない品川さんの感性が感じられます。
訪問着ですが、そんなに気張らずに着れますのでお召しになる機会が多い着物です。
いずれにしても、素晴らしい作品ですので大切に長くお召し頂きたいと思います。