遅くなりましたが、今月ののれんです。
ブログ 2018年3月9日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、遅くなりましたが、今月ののれんです。です。
平成18年に豊田市民芸館で
第16回特別展『民芸が育んだ人間国宝たち」という催しがありました。
新聞か何かで告知があり、当時帯の仕立て屋さんが豊田市民芸館に近かったので
ついでに特別展を観に行きました。
民芸展には、磁器、陶器、和紙、木工芸などもありますが、観たいのは
芹沢珪介先生の型絵染め、宮原初子先生の首里の織物、平良敏子さんの芭蕉布です。
宮原先生と平先生の作品は、2~3点ほどしかありませんでしたが
芹沢先生の作品は、数十点ありとても感銘を受けました。
その作品の中に「赤玉藍玉絞り染め飾り布」という作品に心が動かされました。
その作品が下の画像です。
何とかのれんで再現できないものか、京都の問屋さんに相談した所
中央の小さい玉は、絞りではなく手描きで染めているので8個の大玉を6個のして
絞りではなく手描きの染にして、小さい玉は省略すればコストもあまり掛らず
良い物が出来ると言われました。
早速、製作依頼して出来上った物が今月ののれんです。
もう数年掛けていますので、色がヤケテハゲかけていますが
大好きなのれんの一つです。