ハーブ草木染のぼかし染着尺を紹介させて下さい。
ご紹介 2018年3月13日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、ハーブ草木染のぼかし染着尺を紹介させて下さい。です。
ハーブ染とは、カモミールから抽出したハーブエキスを使用し、生地の下染をします。
下染により、深みのある地色となり、そこに染色を重ねる事で奥深い綺麗な色に仕上がります。
また、ぼかしや手描きの友禅を施す事で、自然の温かさや和らぎを感じる表現になります。
ぼかし染めは、やわらかな華やぎをきものに添える重要な染色技法です。
基本的には淡色から染めはじめ、ぼかし足(色の境界線の部分)には噴霧器で水を吹き、
手早く反対側から濃色をぼかしをあわせるように染めていきます。
この時、ぼかし足の長さ、刷毛に含ませる染料液の量、刷毛使い、噴霧器で吹く水の量、
仕立てた時の合い口などを習熟しておく必要があります。
ひとくちにぼかし染めといっても個人差も大きく、多種多様な表現があり、
種々のぼかし技法があります。
画像のぼかし染は、裂取り(きれどり)ぼかしと言い、大変高度な技術を要しますが
黄緑色を中心に良い色合いできれいにぼかし染が施してあります。