きものにカビが!どうしたら良いですか?
きもの110番 2018年3月16日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、きものにカビが!どうしたら良いですか?。です。
除菌処理して落とせます。
カビの原因は、湿気です。
カビは、一度生えると取りにくく、表面は落とせても繊維の中にまで入り込むと
落ちにくく厄介です。
放置すると変色の原因にもなります。
カビは、軽い物なら除菌処理をして丸洗いで落とします。
進行したカビは、きものを解いて水洗いをします。
カビの相談が多いのは、黒留袖・喪服と泥大島です。
着る機会が少なく保存期間が長く、黒地でカビが分かりやすい為です。
また、フォーマル物はタンスの上段に仕舞いますが、大島などのおしゃれ物は
比較的タンスの下の方に仕舞いがちです。
タンスは下段にほど湿度が上がりますし、糸に含まれた糊が栄養になるようです。
カビ防止のために、冬季の蒸干しをお勧めしますが、なかなか出来にくいので
タンスの各引き出しに、防湿剤を多めに入れておいて下さい。
カビでお困りのお方様は、お気軽にお問い合わせ下さいませ。