扇子の使い分け。
ブログ 2018年3月29日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、扇子の使い分け。です。
三月末ですが、初夏の様な気候になっていて少し歩くとうっすら汗をかく程です。
そこで本日は、扇子の使い分けを投稿します。
扇子の角は、骨と地紙でで決まります。
祝儀用の扇子は、「末広」とも呼びます。
もっとも格が高いのは、黒漆塗りの骨に表が金、裏が銀の地紙を張った物です。
留袖や紋付の訪問着などに合わせます。
象牙や白漆など白色の骨の末広は、淡い色の色留や訪問着にお勧めです。
また、末広では絶対に顔などをあおいでは、いけません。
骨に金銀以外の地紙を張った扇子は、訪問着・色無地・付下げなどにお使い下さい。
「塗りの扇子は、祝儀用の袋帯を締める時まで」と覚えておいてください。
白竹の骨の扇子が最もカジュアルで、おしゃれ着や小紋などにして下さい。
茶道用の扇子をお使い頂くと小ぶりで収まりやすく、礼節も表わせます。