龍村謹製、夏袋帯のご紹介です。
ご紹介 2018年4月19日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、龍村謹製、夏袋帯のご紹介です。です。
龍村美術織物は明治27年の創業以来120年余り、連綿と受け継がれる「龍村の帯」は、
現在、2つのブランドが存在します。そのブランドとは「龍村平藏製」と「たつむら製」です。
互いに強い色彩効果をもったボリューム感あふれる織技法や、和と洋を見事に調和させた文様など、
独創性に富んだデザインは「龍村調」といわれ、着物の好きな皆様に愛され続けています。
「龍村平藏製」は、初代龍村平藏が昭和2年に「第一回錦帯作品展」を開催して以来約90年、
四代にわたる龍村平藏と高島屋が制作してきた高島屋オリジナルの帯です。
「たつむら製」は、 龍村美術織物デザイン部によりつくられたオリジナルブランドです。
幅広い年齢層に合うデザインの制作に取り組んでいる帯は、一般小売店やデパートで取り扱われています。
今日ご紹介の夏袋帯は、もちろん「たつむら製」で暢華彩映錦と名付けられています。
白地に金糸、銀糸と多色の糸で柄が表わされていますが、金糸は色々な色糸を使用しています。
典型的な古典柄で、格式はありますが妙な重さが無いのは、白地を上手く使っているのと
色糸がモダンでポップな色使いをしている為と思います。
締め方やお場所によっては、無地一つ紋付から付下げ、訪問着、色留袖まで
締めて頂けます。
明日からの「ひとえ・夏物」展に出品しますので、お気軽にお出掛け下さいませ。