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桝屋高尾謹製、夏帯のご紹介です。

ご紹介 2018年4月27日

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、

人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。

本日は、桝屋高尾謹製、夏帯のご紹介です。です。

 

桝屋高尾さんと言えば、京都西陣で帯の機屋さんで高級品を織っておられます。

また、ねん金綴錦(ねんきんつづれにしき)は、桝屋高尾さんの代表的な織物です。

 

先代社長の高尾弘氏が正倉院の織物の研究などの実績を買われ、名古屋の徳川美術館から

「黄金のねん金袱紗」の復元を依頼されます。

500年以上も経過している袱紗は劣化損傷が激しく非常に困難な作業でしたが、

糸を紡ぐところから始めて一歩一歩行程を経て、見事復元に成功します。

その後、この技術を更に発展させ、技術を確立したのが「ねん金綴錦(ねんきんつづれにしき)」です。

 

ねん金とは、真綿の糸に金箔を巻きつけて金の糸を作る技法で、高尾 弘氏はその真綿の糸を様々な色に染め、

その色糸を使って金箔を巻きつけたねん金の糸を作り出したのです。

糸に太さに差異の出る手引きの糸を使うことによって、細いところにには隙間なく金箔が巻きつけられ、

また太い部分は金箔が巻ききれなかった部分の色が表に出てきます。

 

このように1本の糸の中に金の部分、色の部分と両方の色を持った糸で織られた作品は複雑な色合いを持ち、

また光によってよりいっそうその色彩は輝きを放ちます。

そんな特殊な技術を用いたこの夏帯は、竹屋町菱花文との柄名でシンプルに洗練された構図、

手織りだけがもつ繊細な織り味や 軽くてしなやかで上質な 銀の箔糸で織り成した高雅な花菱文が織り上げられております。

涼やかに織り出された極上の透け感とただよわせる清雅な気品を醸し出す大変貴重なお品です。

 

この夏帯にご興味のあるお方様は、電話でご予約の上お越し下さいませ。

℡0564-22-3259です。

 

 

 

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