雨からきものを守る。
きもの110番 2018年5月7日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、雨からきものを守る。です。
雨はきものにとって大敵です。
濡らしたまま放っておくと、生地が縮んだり、硬くなったり、シミになったりします。
雨の日の装い方を知ることで、きものを雨から守りましょう。
雨コートできものをガードしましょう。
上半身は、傘がカバーしてくれますので、裾をいかに濡らさないかが重要です。
ですので、雨コートは必需品となります。
裾までが一体式の長コートか上下が別の二部式か、お好みで選んで下さい。
小雨程度でしたら、羽織るだけで十分ですが、雨足が強い時はきものを
お腹辺りまでたくし上げて、紐で結んで裾を汚さない様にします。
この時の紐の位置は、腰骨よりも上にしないと下がってしまいますから
その点はご注意ください。
雨コートと言えば、繻子地のひとえコートが一般的ですが、透ける素材の雨コート
もありますので梅雨時など暑い時期や二部式に仕立てておけば、チリ除けコートとして
4月位よりお召しいただけますので、重宝します。
また、透ける素材ならかさ張りませんので、上は羽織って下をバッグに入れておけば
万一の時にも安心です。