「間違いだらけの きもの選び」知っていますか?6つのポイントその5。
ご紹介 2018年5月14日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、「間違いだらけの きもの選び」知っていますか?6つのポイントその5。です。
その5、お店に行く前に。
自分の箪笥の中身(着物や帯、小物類)を確認しましょう。
譲られたものや、お嫁入りのときに持たせてくれたものなどがあれば、出してみましょう。
使いたいもの、また、使えるかどうかわからないものがあれば、お店に行くときに持っていくか、
写真を撮っておくかして、質問できるようにしておきましょう。
お持ちのものと似たようなものを選んでしまうことも防げます。
自分の持ち物の何を生かせるのか、生かせないのかの見極めは難しいのです。
まだ使えても、それが見栄えがしないことがあります。
・TPOには合っているけれど、個性に合っていない。
・色や柄が古い。時代遅れな感じになってしまう。
・格は合っているが、年齢や立場にそぐわない。
などの理由が考えられますが、それを教えてくれる人は少ないのです。
いいですよ、いいですよと言っていれば平和なのですが、きものは全身を覆うので、
似合わないとか間違った着方をしたら、とてもおかしいのです。
けれど、ぴったり似合うものを持っているのに、気がつかないということも、また勿体ないことです。
的確な判断をしてもらうためにも、お店に行く前に、自分の持ち物を把握し、
質問できるよう準備しておくとよいでしょう。
当店のお客様のお嫁さんが、お友達にきものでお出掛けのお誘いを受けられて
当店にご相談に来られました。
50歳前のそのお方が、お嫁入り時にお持ちになられたきものは、当然派手になられています。
かといって、今後きものを着続けるのか分からないのにその1回のの為に新調するのも
考えてしまわれていました。
その時、実母様からご自分の手持ちの着れそうな、きものと帯を頂かれました。
拝見すると、今日でも十分お召しいただける物でしたのでそれをお召しになる様に
お勧めいたしました。
ですが、寸法が違うので早速ご本人の寸法にお直ししてお召しになりました。
この様に、ご自分やお母様の手持ちのきもの、帯を把握する事は大変重要です。