重要無形文化財「越後上布、夏名古屋帯」のご紹介です。
ご紹介 2018年5月18日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、、越後上布、夏名古屋帯のご紹介です。です。
重要無形文化財「越後上布」の八寸なごや帯をご紹介いたします。
平成21年9月30日に、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の無形文化遺産に、
日本の染織技術としては第一号として登録されました。
糸の原料となる青苧(あおそ)は福島県昭和村で作られており、これを新潟県魚沼で糸にします。
苧績(おうみ)と呼ばれる作業は水に浸してやわらかくした青苧(あおそ)を爪で細かく裂き、
その糸先をより合わせてつないで、均一の太さの糸を績む、 単純ながら繊細さと根気が要求され、
機械で行うことは到底できません。
ざっくりとした織の越後上布帯は、藍色系の色目で、飛びの格子柄で織られています。
30工程(柄によってはそれ以上)を経て、出来上りましたら検査を受けた後、
重要無形文化財として出荷されます。
手間ひまのかかった素晴らしい最高級品、現在では年間40~50反ほどしか生産されていませんので、
大変貴重なものとなっております。
さらりとした上布は日本の暑い夏に最適の品物です。