きものを解かずに別染する、丸染のご依頼。
きもの110番 2018年5月28日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、きものを解かずに別染する、丸染のご依頼。です。
昨日、無地きものの色が派手になったので、染め替えをして欲しいとお客様が
来店されました。
一般的に、地色を染替える場合はまず、きものを解いて元の反物状にしてから
全体をきれいにします。この作業を洗い張りと言います。
それから、ご指定の色に染めるわけですが白生地より染める場合は、ご指定の色に
ほとんど近い色に染め上げる事が出来ますが、地色が付いた生地にご指定の色を
染めると、地色と混ざり合ってご指定の色に染まりにくいので、一旦地色を抜いて
染める場合が多いです。
ただ、地色を抜くと生地にダメージを与えてしまいますので、肉厚が減ります。
また、地色にとっては抜けきらない色もあります。
別染が出来ましたら、お仕立てをしてお召しになれる状態になります。
この様な過程を経ますと時間も加工賃(洗い張り代、お仕立て代、裏地を替えれば裏地代)も掛ります。
作日、ご来店のお客様は、きものを解かずに、そのまま染めて(丸染)ほしいとのが要望でした。
いままで当店では、その様な事はしたことがありませんでしたが、丸染加工をされている業者さんは
知っていましたので、ご要望を承りました。
丸染は、着物をほどかず、仕立てあがった状態のままで染め加工を行いますので、
加工期間が短縮できます。
お仕立て替えの費用がいりませんので、従来の料金と比較すると、非常に安価での染め替えが可能です。
湯洗効果がありますので、うす汚れなどもある程度落ちるため、さっぱりとした手触りに仕上がります。
胴裏の黄染み等も染めることによって、目立ちにくくなります。
また、少しの注意点がありますのでお客様に納得、ご了承いただいてから、加工を始めたいと思います。
この様なご要望のお客様は、当店にご連絡くださいませ。
℡0564-22-3259です。ご連絡お待ちしております。
着物をほどかず、仕立てあがった状態のままで染め加工を行いますので、加工期間が短縮できます。 お仕立て替えの費用がいりませんので、従来の料金と比較すると、非常に安価での染め替えが可能です。 湯洗効果がありますので、うす汚れなどもある程度落ちるため、さっぱりとした手触りに仕上がります。 胴裏の黄染み等も染めることによって、目立ちにくくなります。