お母様の振袖をお譲様に「ママ振」のご依頼です。
ブログ 2018年6月14日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、お母様の振袖をお譲様に「ママ振」のご依頼です。です。
当店が振袖の在庫を持たなくなって、数年は経っています。
現在の振袖販売業者さんは、18歳頃になると振袖が載せられたカタログを
送り付け、30万より50万円くらいで振袖、帯、小物から着付け写真撮影、
中には袴を無料貸し出しなど全てを丸ごとパックにして販売又はレンタルさています。
そして、今年の成人式当日の大事件起こした振袖販売会社では、来年どころか、
再来年の成人式用に振袖を購入又は、レンタル予約していた消費者が多数あり、
それが、被害者を膨らませてしまった大きな要因になっている様です。
こんな振袖客（新成人）の青田買いは、何もこの会社ばかりではなく、
振袖販売を商いの中心に据える、小売店では、すでに常識となっています。
当店も私が若い頃、振袖販売業者さんのまねをして、振袖のセット販売に
力を入れた時期がありましたが、片手間や短時間で成功する程甘くなく
振袖販売より撤退、在庫も持たない様になりました。
先日もお客様が来店され、再来年の成人式用に振袖の下見をご希望でしたが
当店では、振袖の在庫を持っていない事をお話ししてそれでもご希望でしたら
お譲様の雰囲気、身長、体型、お好みを伺ってから揃えさせていただく事を
お伝えしました。
ですので、顧客のお譲様やお孫さんに振袖をとご注文の時は、
お譲様の雰囲気、身長、体型、お好みを伺いますが、実際に面会が
可能でしたらお会いして、私が感じるお似合いになる振袖を想像し
その事を問屋さんにお伝えし、揃えさせて頂きます。
また、問屋さんに直接出向いて選品する事もあります。
今回の場合は、お母様の振袖がお譲様にお似合いになるのかと
帯を替えれば雰囲気もだいぶ変わりますので、それでいけるのかを
見させていいただきます。
実際、お譲様とは2年程お会いしていませんし、今春大学進学されましたので
お化粧などをして私が知っている雰囲気とは、違う様に思いますので
そこをしっかり見届けて、納得していただける様にお話をさせていただきたいと
思っています。
また、小物の合わせ方、使い方でも変わってきます。
そこもアドバイスをさせていただき、お母様の振袖をお召し出来るようでしたら、
寸法もお直しの採寸のしなければいけません。
この様に「ママ振」をお考えのお方様は、お気軽にお尋ねくださいませ。
