紋のいろいろ。
ブログ 2018年6月28日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、紋のいろいろ。です。
お客様より「うちの紋は、何だったか?いちこしさん分かる?」
とご連絡をいただきました。
そのお客様が当店で紋を付ける様なきものをお買い上げいただいたか
定かではありませんでしたので、調べて折り返しお返事しますと
電話を置きました。
まず、紋名をお聞きしていれば寸法帳に控えていますので
調べましたが、紋名が書いてありません。
それではと、そのお客様のご紋は、特殊だからとお聞きしましたので
平安紋鑑(一般的な紋が約4200程載っている、昭和11年初版の紋帳)
を開き、今までに入れた特殊な紋は、そこに見本を挟みこんでいますので
調べてみると、ありました。ありました。
お客様の紋がズバリ別誂えの冊子に保管してありました。
すぐに、お客様に連絡して、ご来店されたのでコピーを
お渡ししました。
何でも過日のご法事のときに、お客様の紋は特別な紋だからと話が出た際
それでは保管をしなくてはとなり、当店にお尋ねをさてた様です。
きものに紋を入れる時、剣片喰や桔梗、橘など一般な紋は型紙がありますので
良いのですが、平安紋艦に載っていない紋は、新しく型紙を彫ってから紋入れを
行いますので一般的な紋よりもお値段もお日にちも掛ってしまいます。
何はともあれ、お役に立てて良かったです。