桐生織に桐生絞り夏名古屋帯のご紹介です。
ご紹介 2018年7月6日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、桐生織に桐生絞り名古屋帯のご紹介です。です。
群馬県桐生市は、元々絹織物の産地でその起源は奈良時代まで遡ります。
江戸時代以降は、西陣及び西洋の技術を導入さらに工場制手工業を導入し発展しました。
『西の西陣、東の桐生』と言われ、高級品織物を中心に
昭和初期までは日本の基幹産業として栄えてきました。
桐生織には、御召織(おめしおり)、緯錦織(よこにしきおり)、
経錦織(たてにしきおり)、風通織(ふうつうおり)、浮経織(うきたており)、
経絣紋織(たてかすりもんおり)、綟り織(もじりおり)の
七技法があり、桐生織伝統工芸士会によって技術の継承がなされています。
戦後、染色加工の事業者も増え、総合産地となっております。
その中でも、桐生絞りは伝統工芸品である桐生織に絞りの技法を自由な発想で
多数組み合わせ、施すことにより、染め、織り、絞りの三位が一体となった
斬新かつ繊細な高度な作品となっています。
画像の名古屋帯も、地紋のある夏白生地に桐生絞りを施してあります。
桐生絞りは、いわゆる「京鹿の子絞り」や「有松疋田絞り」のお品は少なく、
「板締め絞り」の技法が多い様です。
「板締め絞り」とは、生地をしっかりと畳んで、さらにそれを板で挟んでから染める技法です。
今回は、モダンなパステルカラーの近江ちぢみの橫段に合わせてみました。
アーガイル柄のようなスタイリッシュでモダンできれいなピンク色の帯と
ちぢみの橫段に織り込んであるピンクがハーモニーとなって
良く合ったきものと帯です。
それにこんな小物を合わせてもみました。如何でしょうか?
ご興味のあるお方様は、お気軽にお問い合わせくださいませ。