那谷寺、ご本尊「十一面千手観音菩薩」像の西陣美術織掛け軸のご紹介です。
ご紹介 2018年7月8日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
人作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、那谷寺、ご本尊「十一面千手観音菩薩」像の西陣美術織掛け軸のご紹介です。です。
養老元年(717年)泰澄法師が、越前国江沼郡に千手観音を安置したのが始まりとされる。
その後寛和2年(986年)花山法皇が行幸の折り岩窟で輝く観音三十三身の姿を感じ、
求る観音霊場三十三カ所はすべてこの山に凝縮されるとし、
西国三十三観音の一番「那智」と三十三番「谷汲」の山号から一字ずつを取り
「自主山厳屋寺」から「那谷寺」へと改名されました。
寺伝より
那谷寺のご本尊様が「十一面千手観音菩薩」像で33年ごとに
御開扉される秘仏とされ、昨年2017年の開創一千三百年大祭に合わせて
公開(4月9日~10月31日)されました。
その「十一面千手観音菩薩」像の素晴らしさを皆様にお伝えしようと
西陣美術織物の社長が、ぜひ西陣織で「十一面千手観音菩薩」を
織り上げたいとご住職に懇願、数量限定で許可をいただきました。
この掛け軸が、最後の「十一面千手観音菩薩」像で大変貴重な
作品となりました。
7色以上の色糸を巧みに使い、お顔の丸みや布のひだなど
立体感を表す技術は、西陣織の最高峰と言っても良いと思います。
拡大画像
帯で培った西陣織職人の技術の高さや巧みさは、この様な作品に
生きていますし、この技術の継承も業界の使命だと思います。