阿波天然藍染着尺のご紹介です。
ご紹介 2018年9月28日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。ご訪問ありがとうございます。
本日は、阿波天然藍染着尺のご紹介です。です。
阿波藍造り国選定無形文化財指定の「佐藤昭人」氏
徳島県の北部を横断して流れる吉野川下流域の佐藤家では、
江戸時代さながらの作業で阿波藍づくりを続け、
藍染の原料となる「すくも」が、全国各地の藍染の染色家にもとに送られます。
藍に対する並々ならない愛情と先達から受け継がれた確かな技法が息づいています。
天然灰汁醗酵建藍型染工芸技術保持者「大澤石雄」氏によって染められた
大変貴重な着尺となります。
藍染めは、染める回数によって呼び名が変わります。
「甕覗き」(かめのぞき)「浅葱色」(あさぎいろ)「納戸色」(なんどいろ)
「縹色」(はなだいろ)「濃藍」(こいあい)「紺色」(こんいろ)「勝色」(かちいろ)
と段々濃い色に変化してゆきます。
ですので、「濃藍」や「紺色」になるまでには、相当数染めています。
無地物や絞りなどを「紺色」にするには、回数を重ねればいつかは
出来上ります。
型染めの場合は、染め師の技術が相当熟練していませんと
数回染めるうちに型がずれれば作品にはなりません。
そして今日ご紹介の着尺は、20種類ほどの細かい型を
使用していますので、繋ぎ目や色の濃淡など、
細心の注意を持って染めています。
そんな着尺の八掛も凝った物を付けて
お召しになる方のおしゃれ心を満たします。
今回ご紹介の阿波天然藍染着尺にご興味の織るお方様は
ご連絡をいただいた上でお越しくださいませ。