本場泥染大島紬のご紹介です。
ご紹介 2018年9月29日
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、本場泥染大島紬のご紹介です。です。
本場大島の産地は、沖縄県の奄美と鹿児島県の
ふたつがあります。
奄美産地は、泥染や経緯絣の高級品を
鹿児島産地は、経緯絣の高級品もありますが
格子や男物などの生産量が多いです。
本場大島の生産量のピークは昭和47年、
両産地合わせて855,676反、
出荷額は500億円以上と想像します。
そして、平成27年の生産量は29,413反
ピーク時の3.4%に落ち込んでいます。
また、大島紬の生産は手工的技術により行われてお り,
生産工程はある程度,専門化,分業化され ています。
生産工程の主な物は、図案調整―淡糊付―糸繰り―整経―
糊張―絣 筵締―染色―絣筵解き―製織ですが
それぞれに専門の職人が作業をしています。
その職人の年齢構成は、平成17年時に全体で1745名でしたが
平成27年では819名となりその内、30代の職人は21名です。
そんな衰退している、本場大島紬ですが新柄を
ご紹介します。
旗印の証紙が付いたいますので鹿児島が産地で
窪田織物さんの別誂えの泥染7マルキ大島です。
泥染地にグリン色で七宝を刺し子風に織り上げた
縁起の良い柄です。
泥染大島独特の肌さわりと風合いをお楽しみ
いただけます。
スッキリした染帯でもザックリした袋名古屋帯、
どちらにも合わせていただけます。
今後5~10年先には、大島産地がどの様になっているか
分かりませんが、貴重品になる事は間違いありません。
ぜひこの機会にご覧くださいませ。
本日もありがとうございました。