奇跡の西陣織・織奏田の着物が仕立て上がりました。
ご紹介 2018年10月31日
vol.627
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、奇跡の西陣織・織奏田の着物が仕立て上がりました。です。
先月の展示会でお買い上げいだいた着物の
お仕立がやっと出来上ってきました。
墨色地で四つ花菱の地紋が織り出されています。
袖口と裾に綿を少し入れて重厚感を出しています。
縫い紋は、八掛の色と同色の糸で入れてあり
飛びぬけない、落ち着きを感じさせます。
お客様お手持ちの帯でも合わせられますが
当店がお勧めするコーディネートをご覧ください。
最初は、羅と経錦のふたつで人間国宝・北村武資先生作の
「小花襷」と名された経錦の袋帯です。
全体に落ち着いたトーンで構成されていますが
よく見るとグレーとベージュと黄色がかったグレーなどで
小花が構成され、襷の黄色も飛び抜けた色を
使わず品良くまとまっています。
金糸銀糸を前面に出さずに重みを出している所が
独特ではないでしょうか?
もうひとつは、親子二代の人間国宝・喜多川俵二先生の
工房に織られた方が織った袋帯です。
蝶舞紋と名付けられ、いかにも有色唐織と言う独特の風合いで
小花と蝶が乱舞しています。
北村先生の作品は金糸銀糸を極力抑えて
有色唐織は、一切金糸銀糸を使っていません。
今回の着物には、キラキラ光らずに格式のある
帯が合うと思うのでこの2点をお勧めしたいです。
どちらの合わせ方がお好みかは、あなた次第です。