色留袖は、未婚者も着る第1礼装で、 紋の数で着用範囲が広がります。
ブログ 2018年11月20日
vol.645
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、色留袖は、未婚者も着る第1礼装で、
紋の数で着用範囲が広がります。です。
色留袖は黒留袖と同格で、未婚女性も着る事が出来る
祝儀用の第1礼装です。
生地は、色々ですが黒留袖と同様に格調高い
裾模様が付いています。
正式には、5つ紋が付けられますが、
略式の3つ紋、1つ紋を付けられる場合もあります。
黒留袖に比べると色ものの持つ優しい雰囲気が
訪問着に近いので、紋の数を減らして、
広範囲に着られるようにするのも良いと思います。
また、5つ紋ですと比翼仕立てにしますが
3つ紋や1つ紋ですと普通に仕立てます。
普通仕立て場合、白い重ね衿をすれば
格式を挙げる事が出来ます。
結婚披露宴だけの出席、様々な祝賀会やお茶会
パーティには、3つ紋や1つ紋の色留袖をお召しの
方を多く見受けられます。
結婚の支度の場合でも、さしあたって黒留袖を
着る予定がない時は、色留袖を用意する事もあります。
叙勲の式や晩餐会で宮中に参内する時は、
皇室のしきたりで黒色は、忌み色になっていますので
黒留袖でなく5つ紋付の色留袖が正装になります。
小物は、結婚式などは黒留袖と同じにパーティなどでは
色ものを使って華やかにしても良いでしょう。