丸帯は、幅が広く裏表とも柄があり 格調豊かで豪華な帯結びとなります。
ご紹介 2018年12月7日
vol.665
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、丸帯は、幅が広く裏表とも柄があり
格調豊かで豪華な帯結びとなります。です。
昔から晴れの日の装いに締めた丸帯は、幅1尺8寸5分
約70センチに織り上げた帯地を半分に折り合わせ
帯芯を入れて縫い合わせた仕立てました。
非常に豪華なもので、昭和初期までは、上流階級の
夫人が正装の時に締めた様です。
現在使われている丸帯は、花嫁衣装の華やかな振袖に
締める帯や舞妓さんが振袖を着る時に締めるだらりの帯です。
振袖、それも本振袖(袖の裏地まで柄が付いている振袖)を
お召しの時に丸帯を締めますと裏地まで柄があるので
変わり結びをした時に無地場がないので非常に豪華に
そして華やかになります。
また、舞妓さんのだらりの帯は、普通の丸帯より長い別誂え品で
織り端に所属する置き屋さんの紋が織り込んであります。
当店のお客様でお祖母様の丸帯を半分にして裏地を付けて
2本の袋帯を作り、お孫さんお二人に譲られました。
今では、丸帯を製作する機屋さんも少なくなり問屋さんでも
あまり見かけなくなりましたが、残していきたい織物です。
本日も、読んでいただきありがとうございました。