東日本大震災の日に思う 復興と復活の難しさ。
ブログ 2019年3月11日
vol.759
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を着て綺麗になり、
ほめられて自然と笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
本日は、東日本大震災の日に思う
復興と復活の難しさ。です。
東日本大震災から丸8年死者、
行方不明者と関連による自殺者
を含めると2万人以上の方々が
おられます。
震災や原発事故からの
復興は並大抵ではない
と思います。
そんな方々のご冥福と1日でも
早い復興をお祈りいたします。
復興が難しいと言えば、着物や
帯を創る技術を継承、復活させ
るのはもっと厄介です。
例えば着物としてはある程度
認知されている本場大島紬、
本場大島紬協同組合が発表
している生産量を見てみますと。
最盛期は昭和47年の約30万点
金額は、昭和55年の約286億円。
それが平成27年は約5,100点
金額は4億2,400万円になり
平成30年は3,862点の生産量です。
生産量、金額とも、約99.98%減少
しています。本場本場大島が
この状態ですから他の産地も
同様と思います。
そしてそこに携わる職人さんも
高齢となり後継者がいない
現状が圧倒的に多いのがです。
ですが、その技術を継承して
いかなければ途絶えてしまいます。
いったん途絶えたら最後、
復活は不可能
に近いと思います。
ですので、われわれこの業界に
携わる者としてこの危機的状況
を何としても切り抜けなければ
なりません。
それには、一足飛びの妙案はなく
地道にコツコツ
なすべき事をするしか有りません。
3月11日、東日本大震災の日に
今後の呉服業界・破滅にならない様、
強い思いを新たにしました。
本日もお読みいただきありがとうございました。