当店のご意見番・奥のコーディネートは米沢織でまとめてみました。
ご紹介 2019年4月25日
vol.804
本日は、当店のご意見番・奥のコーディネートは
米沢織でまとめてみました。です。
毎回、展示会のテーマや季節に
よって着物を変えますが、今回は
色々の着物を装います。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を装い素敵になり、
ほめられて笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日のコーディネート、山形県米沢の
織物の着物と帯を取り合わせました。
米沢は、上杉鷹山公の若かりし時代、
困窮する藩財政を立て直そうと、
色々な施策のひとつに絹織物を
製造、他藩に販売する事で外貨を
得ようとしました。
その結果、織元産地には珍しく
その産地独特の織物ばかりでは
無く、各地の織物を模倣、柄なども
勉強していました。
米琉(よねりゅう)紬と名付けられた
織物は、柄と織り方は琉球(沖縄)織物
ですが産地は米沢と言う事でその名が
付きました。
また、米沢産地独特の織物は、
紅花紬が余りにも大変有名ですが、
これも紅花の紅はそんままですと、
口紅として都に出されていましたが、
それを織物の染料として使う事で、
付加価値が生まれました。
画像の着物は、米沢織の格子柄、
遠目では、グレーとグリンの
格子ぼかしに見えますが、近づくと
色々な色糸を使って織り上げて
あります。
非常に手間が掛った、それでいて
アッサリ、スッキリした色使いが
モダンさを表わしています。
帯も米沢で織られた黒地に
紅花の柄ですが紅花の挿し色は、
架空の色で同じ柄でも色使いを
変えると雰囲気が変わり
別物に感じてしまいます。
こちらは、落ち着きを持ちながら
柄の配置で個性を表わしています。
この着物と帯に黄色の帯〆を
合わせて、爽やかさやで若々しく
引き締まった印象となります。
今回は、米沢織の着物と帯の
取り合わせは、お食事会や観劇、
女子会やセミナーや交流会など
お召しいただけるお場所は、
無限大に広がります。
本日も、お読みいただきありがとうございます。