雅子皇后や女子皇族がお召しのドレスに和装の技術が生きています。
ご紹介 2019年5月5日
vol.814
本日は、雅子皇后や女子皇族がお召しの
ドレスに和装の技術が生きています。です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を装い素敵になり、
ほめられて笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日は、新天皇ご即位初の
一般参賀が行われました。
皇居から東京駅付近まで
行列が出来たとか?
それ程、国民こぞって新天皇の
ご即位を、そして雅子皇后を
お祝いしたいのだと思います。
天皇陛下はモーニング、雅子皇后は
金色のビーズで豪華な刺繍がなされた
鮮やかな黄色のローブ・モンタント
重厚でいて、爽やさもある装いは
新皇后に相応しいお召し物と思いました。
また、朝見の儀に臨まれたさい
陛下や男子皇族方は燕尾服に
ホワイトタイと勲章を
雅子皇后や女性皇族は、
ローブ・デコルテと呼ばれる
白色系のロングドレスとティアラ、
ネックレスにロング手袋を
着けられていました。
このローブ・デコルテ、
衿を大きく刳(くり)、背や肩を
あらわにしたドレスの事で
普通はワンピース仕立てで、
丈は床まで、袖なしで
手袋は長いものを用いる。
とあります。
形は、決まり事がありますが
その生地がどんな物を
使われているかは、
知られていないと思います。
呉服屋として洋装の事は
ほとんど分かりませんが
このローブ・デコルテの生地は
「龍村美術織物」という
創業明治27年の京都の機屋さんが
製作したものです。
この生地、一般には販売されてなく
皇室専用の生地となります。
「龍村の生地」は、
気品と風格が漂う生地で、
その独創性や美的感覚、
そして品質は、世界に誇れる
高い技術の名品です。
そんな名品で作る、ローブ・デコルテ
皇族方の品性、品格や気品を
エレガントに表現しています。
それ程、日本の織物の技術は高く
それが帯や着物に使われている事を
知っていただけると幸いです。
本日も、お読みいただきありがとうございます。