奥のコーディネート「お召し」編です。
ご紹介 2019年5月8日
vol.817
本日は、奥のコーディネート
「お召し」編です。です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を装い素敵になり、
ほめられて笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
「お召し」とは、
11代将軍の徳川家斉(いえなり)が
好んでよく着たことからその名が
付いた先染の糸を使った織の
着物地です。
生地にシボがあり、シャリ感の
ある風合いと紬より軽い着心地から、
最も高級な織の着物地とされています。
「お召し」は、紬の様に普段着っぽく無く
染の着物の様に華やいだ感じが
ありませんので、京都の料亭や割烹の
女将さんなどが好んでお召しになります。
お客様よりも華やかにならず
それでいて、失礼にならない装いが
出来る着物が「お召し」となります。
そんな奥の「お召し」姿、遠眼には
黄緑色の無地に見えますが黄色の
地色にオレンジ色の経縞が入り
横に縞柄を織り込んだものです。
初夏の季節に相応しい色合いと思います。
帯は、米沢織の裂(さき)織名古屋帯で
墨色ぼかしを経縞にし多色の橫段を織り込んでます。
裂(さき)織とは、使い古した布を細く裂き
それを織り込んで行く大変素朴な織物です。
それに絞りの帯揚げとオフホワイトに
ドット柄の帯〆をして清涼感を
出しています。
全体にスッキリした印象で
袷の時期のお単衣前に装うに
相応しい着姿と思います。
そんな、季節に合う装いに
お悩みのお方様は、お気軽に
お問い合わせくださいませ。
電話0564-22-3259まで
本日も、お読みいただきありがとうございます。