創業満100年、伊勢型小紋専門 工房、染処「古今」のご紹介。 | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

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創業満100年、伊勢型小紋専門 工房、染処「古今」のご紹介。

ご紹介 2019年5月14日

vol.823

 

本日は、創業満100年、伊勢型小紋専門

工房、染処「古今」のご紹介。です。

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

着物を装い素敵になり、

ほめられて笑顔になる、

笑顔作りアドバイザーの

山脇寿人です。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

伊勢型紙だけを使い着物を

染めて満100年となる

染処「古今」さんのご紹介です。

 

 

伊勢型紙の記事は、

こちらをご覧ください。

 

 

 

「古今」さんは、全国で唯一工房として

伊勢型小紋を染めています。

 

 

工房で無い所は、染め師が

一人で染めています。

 

 

伊勢型を使い東京で染めている

着物を「江戸小紋」と言い

金沢で染めていれば「加賀小紋」と

呼びます。

 

 

「古今」さんは、京都で染めて

いますので「京都小紋」ですが、

京都では色々な小紋を染めて

いますので、「古今」さんでは

「伊勢型小紋」と呼んでいます。

 

 

型紙を使って生地に柄を写して

ゆく行程を「型付け」「糊置き」と

呼びます。

 

 

長さ7mのモミの木の友禅板が

並ぶ下、駒ベラと言う木製のヘラを

使い糊置きをしてゆきます。

 

 

型紙を移動し柄を繰り返して

いく為、柄の継ぎ目をピッタリ

合わせないと柄がズレてしまいます。

 

迷いなく一瞬で柄を合わせる

光景は、正に職人技です。

 

 

また、「古今」さんでは、

伊勢型小紋の現物を販売

するのではなく、

現物はあくまでも見本で、

販売してから別染します。

 

 

ですので、地染用の色を作る

行程は、見本色にどれだけ

近づける事が出来るかが

職人の腕の見せ所となります。

 

 

普通の染色では、染料が液体で

染料のカメの中に反物を入れて

染めたり、ハケで染料を塗って

行きますが、伊勢型紙は柄が

細かい為、ノリを混ぜた染料

「色糊」を使います。

 

この「色糊」作りはとても重要で、

季節や湿度によっても色が変わるため、

熟練した職人の経験と勘によって、

作り上げられます。

 

 

 

ここまでが「古今」さんの仕事で

「色糊」を桜の木のヘラで

しごいてノリ置きした反物に

地色を定着させる「しごき染」や

反物に他の色が移らない様に

「ひき粉」(おがくずの粉)を付けて

染料がより定着する様に蒸したり

ノリや余分な染料を落とす水洗は、

別の専門工房にお願いします。

そんな幾多の行程を経て、

1反の伊勢型小紋が誕生します。

 

 

そんな染処「古今」で伊勢型小紋の

語り部をしている田中誠さんが今月、

5月26日日曜日より28日火曜日まで

当店にお越しになります。

 

 

伊勢型小紋の歴史や魅力を

お聞きになりたいお方様は、

日時を調整させていただきますので

当店までご連絡くださいませ。

電話0564-22-3259

 

 

 

本日も、お読みいただきありがとうございます。

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