着物のお直し色々と「着物で食事」「着物で京都」応援します。
ご紹介 2019年8月23日
Vol.924
本日は、着物のお直し色々と
「着物で食事」「着物で京都」応援します。です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を装い素敵になり、
ほめられて笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
一般的に着物と言えば女性物を
思い浮かべると思います。
夏物や単衣物は、付けませんが
袷物には裏地を付けます。
女性着物の裏地は白い胴裏(どううら)と、
表生地の地色や柄の色との
取り合わせで色を変える八掛(はっかけ)とに
分かれます。
この八掛の色選びにそのお店や
お客様の個性とかセンスが表れます。
たまに、他店でお求めの着物を
お手入れに持参させるお客様が
おられますが、この着物に何で
この色の八掛を付けるのか、
理解に苦しむことがあります。
まっ、それは置いといて
男性着物の裏地は、通しと言って
一色物の裏地を着物全体に使います。
当店では、女性物の裏地は
羽二重(はぶたえ)などの絹物を
使用していますが、20年ほど前までの
男性物の裏地と言えば「きんち」と
言う、綿の裏地を使用していました。
その綿の裏地を使用した
男性着物を得意先から
お手入れでお預かりして
出来上ってきました。
そのお客様は、日本料理店の
ご主人でお店では和装で
接客されていますので
着物は、仕事着となります。
ですので、汚れも一般の方の
5倍ほどひどいですが
着物の裾が切れてしまいます。
裾が切れる程、動いていて
特に足袋の「こはぜ」が当たる
場所は、激しく痛んでいます。
そこで、擦り切れている場所に
別布を付けて補修をします。
裏側は、こんな風ですが
お召になれば、全く分かりません。
私の母も毎日、着物でしたので
裾が切れれば自分でお直しをして
膝が擦れて白っぽくなれば
上前と下前を切れ変えてたりして、
その着物の寿命が尽きるまで
とことん付き合っていました。
今は、それほどまでお召になる方は
殆どおられません。
当店のホームページを見て
今日、初めてご来店のお客様は
ネットで未着用の着物を
気に入り、購入したけれど
寸法が合わないとの事で
お直しをご依頼されました。
こんな風にネットでお買い物をし
実店舗にお直しを依頼する。
このお客様もお直しの着物で
「着物で食事」や「着物で京都」を
目指して着付けのお稽古を
励むそうです。
この様な上手な、使い分けは
大歓迎です。
是非当店を、うまく使って
着物ライフをお楽しみ
くださいませ。
本日も、お読みいただきありがとうございます。