「黄金のねん金袱紗」を再現した「桝屋高尾」展、開催です。
ご紹介 2019年9月14日
桝屋高尾H.P.より
Vol.945
本日は、「黄金のねん金袱紗」を再現した
「桝屋高尾」展、開催です。です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
着物を装い素敵になり、
ほめられて笑顔になる、
笑顔作りアドバイザーの
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
京都には、
何らかの形で和装に
関係する会社・個人が、
えーっと、約何百軒か?
まー、沢山あります。
それは、和装製品が分業制で
成り立っている、
からかもしれません。
1反の着物が染め上がり
品物として流通するまでには
概ね10以上の工程を経ます。
それぞれ違う職人さんの
技術が集まって1反の
反物が出来上ります。
その染織技法も年代を経る事で
色々変化していて、現在では
再現が難しい技術もあります。
今回は、500年前に存在していた
「黄金のねん金袱紗」の再現を
名古屋・徳川美術館より
依頼され紆余曲折を経て
再現された高尾弘さんの
工芸織物「桝屋高尾」さんを
ご紹介いたします。
「ねん金袱紗」は、その糸自体が
特殊で現代の機屋さんたちが
見たこともない物でした。
それは、真綿の糸に金箔を巻きつけて
金の糸を作る「ねん金」の技法です。
金糸の作り方は様々ですが
一般的に高級品には、
和紙に純金箔を張り付けて
糸なみに細く裁断して使用します。
普及品では、
黄色いポリエステルフィルムに
金属を蒸着させ細くカット、
それと芯糸を撚り合わせる事で
大量の金糸が出来上がります。
真綿の糸を様々な色に染め、
その色糸に箔を巻きつけたねん金糸。
「糸の太さに差異の出る手引きの糸を
使うことによって、
細いところには隙間なく箔が巻きつけられ、
太い部分は箔が巻ききれなかった
部分の色が表れます。
1本の糸の中に輝く箔の部分、
色の部分と両方の色を持った糸。
以上「桝屋高尾」H.P.より
「ねん金」の糸づくりは、
大変手間暇がかかり、
糸の太さが一定ではないので
熟練の手織り職人の技が必要です。
この「ねん金」の糸を使用して
織り上がった帯が「ねん金綴錦」。
「黄金のねん金袱紗」の再現より
約5年の歳月をかけて出来上がった
「ねん金綴錦」。
その後「彩ねん金」で
実用新案特許も取得、
特徴は、軽くて締めやすく
合わせる事が出来る着物が
多彩です。
そんな、「ねん金綴錦」他
多様な素晴らしい帯を製作する
「桝屋高尾」展を
9月26日(木)~28日(土)まで
当店で開催いたします。
ご招待状、ご希望のお方様は、
電話0564-22-3259
メールkimono@ichikoshi.comまで
「招待状希望の件」とお伝えくださいませ。
直ぐに、発送いたします。
本日も、お読みいただき誠にありがとうございます。