佐竹本三十六歌仙絵巻の鑑賞と東福寺の紅葉見学。 | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

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佐竹本三十六歌仙絵巻の鑑賞と東福寺の紅葉見学。

ご紹介 2019年11月19日

Vol.1010

 

 

本日は、佐竹本三十六歌仙絵巻の鑑賞と

東福寺の紅葉見学。です。

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

 

着物を装い素敵になり、

ほめられて笑顔になる、

笑顔作りアドバイザーの

山脇寿人です。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今から100年前、1919年(大正8年)に

佐竹本三十六歌仙絵巻が

一歌仙ずつに分割され

別々の所有者の元に秘蔵されました。

 

 

 

『ウィキペディア(Wikipedia)』では

 

佐竹本三十六歌仙とは

三十六歌仙を描いた絵巻物で、

鎌倉時代(13世紀)に制作された。

 

久保田藩(秋田藩)主・佐竹家に伝来した、

三十六歌仙絵の草分け的存在にして、

代表的な作品である。

 

書は後京極良経、画は藤原信実によると伝わる。

元は上下2巻の巻物で、各巻に18名ずつ、

計36名の歌人の肖像と住吉大明神が描かれていたが、

1919年(大正8年)12月20日に各歌人ごとに切り離され、

掛軸装に改められた。原型とは異なっているが、

一部を除き重要文化財に指定されている。

 

 

 

その佐竹本三十六歌仙絵巻、

1917年、佐竹伯爵家より

実業家・山本唯三郎に売却されます。

 

 

しかし、山本の経営が暗転

再び売り出されましたが

この高額な作品を一人で

購入する人物が見つかりません。

 

 

海外流失を恐れた経済界の

中心人物、益田孝たちが

分割して共同購入する事に成りました。

 

 

 

その分割された

佐竹本三十六歌仙絵巻が

100年後、今年一堂に(一部消息不明アリ)

会したのが京都国立博物館です。

 

 

 

11月24日までの開催で

10月12日が台風で臨時閉館、

代わりに11月18日(当店定休日)が

開館となり、鑑賞してきました。

 

 

 

 

と、その前に紅葉で有名な

「東福寺」を訪れると月曜日なのに

人、人、人でいっぱい。

 

 

 

 

見頃は、もう少し先みたいですが

京都の紅葉を満喫後、京都国立博物館へ。

 

 

 

 

とても13世紀に描かれた作品とは

思えないほど保存状態もよく

とても丁寧で繊細な筆使いに

驚かされました。

 

 

歌の意味によって歌仙の

表情や姿勢を微妙に変えて

詠んだ人の心情を表わしている

所が他の歌仙本と異なる。

と、イヤホンガイドが言ってました。

 

 

 

また、表装も素晴らしく

歌の内容にあった柄を

使うものもあります。

 

 

 

佐竹本三十六歌仙絵巻の

本当の価値や素晴らしさは

分からないかもしれませんが

機会があれば、本物を鑑賞しておく。

 

 

 

今、分からなくても後々に

理解できる様になります。

 

 

 

また、紅葉の見事さは

現地に行って体験する。

 

 

 

映像で見ていても体験には

かなわないし、着物姿も

褒めてもらえます。

 

 

 

帰りの高速道路の渋滞に

はまりながら、そんな事を

思っていました。

 

 

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

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