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各劇場の緞帳は西陣織で吉例顔見世興行と展示会のお知らせ。

ご紹介 2019年12月5日

Vol.1023

 

 

本日は、「各劇場の緞帳は西陣織で

吉例顔見世興行と展示会のお知らせです。

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

 

着物を装い素敵になり、

ほめられて笑顔になる、

笑顔作りアドバイザーの

山脇寿人です。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

毎朝、神様と仏様をお参り

しますが、今朝ストーブを

点けたら室温が今季初めて

一桁代となっていました。

 

 

 

そんな寒くなると思い出すのが

京の年中行事、歌舞伎の

「吉例顔見世興行」。

 

 

 

顔見世とは、1年に1回、

役者の交代のあと新顔の

顔ぶれで行う最初の興行。

 

 

江戸時代、役者の契約は

11月より翌年の10月までの1年間。

 

11月には、役者の顔ぶれが変わり

その一座を観客に見せ

発表するのが顔見世でした。

以上ウィキペディアより

 

 

 

京都・南座は、昨年耐震工事を

済ませ2018年11月に新開場を

されました。

 

 

そんな南座にも西陣の織物の

技術が館内の顔、緞帳として

生きています。

 

 

南座の緞帳は、2011年に

新調されています。

 

 

新調された緞帳

「赤地草花連紋(あかじそうかれんもん)」は、

株式会社聖護院八ツ橋総本店より

寄贈されたものです。

 

日本芸術院会員で日本画家の

上村淳之氏監修のもと、

株式会社川島織物セルコンにて

製作されました。

 

 

 

また、銀座の歌舞伎座は

2013年に新装開館。

 

 

こちらの緞帳も西陣製作で4種類。

 

『朝光富士(ちょうこうふじ)』 松尾敏男画

提供 株式会社永谷園/調製 株式会社髙島屋/製織 株式会社川島織物セルコン

 

 

『春秋の譜(しゅんじゅうのふ)』 中島千波画

提供 株式会社伊藤園/調製 株式会社サンゲツ/製織 株式会社龍村美術織物

 

 

『水辺の四季(みずべのしき)』 上村淳之画

提供 清水建設株式会社/調製 株式会社三越伊勢丹/製織 株式会社川島織物セルコン

 

 

『夕顔図(ゆうがおず)』

提供 株式会社LIXIL・株式会社川島織物セルコン/製織 株式会社川島織物セルコン

 

『夕顔図(ゆうがおず)』だけは

LIXILグループの会長 潮田洋一郎氏が

所蔵している安土桃山時代の

夕顔と瓢箪図屏風の原画を元にしています。

以上、歌舞伎座H.P.より

 

 

 

また、昨年新装開場の御園座は

トヨタと大丸松坂屋の松村公嗣作『野分(のわけ)』

 

 

名鉄と三菱電機の杉本健吉作『天人奏楽』

 

 

積水ハウスの絹谷幸二作『黄金旭日名古屋城』

以上、画像お借りしました。

 

 

これら全部、西陣織です。

 

 

 

こうしてみると緞帳にも

その土地柄が出ています。

 

 

南座は、京都らしい

優美さと雅が融合し

凛としています。

 

 

歌舞伎座は、日本を代表する劇場、

それに相応しい高貴さと品格、

矜持を持っています。

 

 

御園座は、東京や京都とは

違う文化、名古屋らしい

「大いなる田舎」でしょうか?

 

 

 

 

 

そんな優美さと雅が融合し凛とした

緞帳の南座の「吉例顔見世興行」。

 

 

12月13日、14日、15日

京都の問屋さんが主催する

呉服展示会「羽衣千裳会」に

お出掛けの後、顔見世の

夜の部を鑑賞するツアーが

ございます。

 

 

 

ツアーのお問い合わせは、

電話0564-22-3259

メールkimono@ichikoshi.comまで

ご連絡いくださいませ。

 

 

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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