着物手帳、江戸しぐさの「お心肥し」に学ぶ。
ご紹介 2020年1月17日
お借りしました。
Vol.1065
本日は、「着物手帳、江戸しぐさの
お心肥しに学ぶ。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨年末に届いた「着物手帳」。
「着物手帳」とは、
和のエッセンスが満載の
きものを着ると心が癒される、
いつもと違う自分になれる、
元気になれる。
そんな きもの好きの為の手帳です。
そんな「着物手帳」の
週間スケジュール欄の江戸しぐさ
今週のコラムが「お心肥し」。
「肥し」とは肥料の事、
単に「肥(こえ)」と言う事もあります。
肥えるとは、「人や動物の肉付きが良くなる」
「土地が豊かになる」の意味が有ります。
重料が増加した事を「肥えた」とか、
痩せた土地に肥料を蒔いて
土地を「肥やす」とか、
目や口が「肥える」等と表現します。
当店では、和装の事を良くご存じの
お客様を「お目が肥えてますね」とか
「お目が高いですね」などと言います。
また、着ない着物を
「タンスの肥(こえ)」などと
言われる方もおられます。
で、江戸しぐさの「お心肥し」は
「おこころこやし」とか
「おしんこやし」と読みます。
「お心肥し」とは、
しっかり勉強して心を肥やす、
つまり心豊かにして
学問を学び人格を磨きなさい
と言うことです。
では、なぜ「お心肥し」が
江戸しぐさに載っているか?
それは、人間歳を重ねても
常に勉強して知識を身につけ
人格を磨き心を豊かにして
社会の為になる人となる。
それが江戸っ子の「粋」な
生き方だった様です。
お祭り好きで見栄っ張り
向こう見ず 喧嘩っ早い、
そんな江戸っ子が何とも
スマートな考え方ですね。
これは、江戸っ子のみならず
現代人に言える事ではないでしょうか?
常日頃より「お心肥し」を
心掛けなければと強く
思って「着物手帳」を
読んでいました。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。