梅の開花で梅柄の加賀友禅訪問着のご紹介。 | 着物・貸衣装・レンタルなら岡崎の「いちこし」へ。

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梅の開花で梅柄の加賀友禅訪問着のご紹介。

ご紹介 2020年2月18日

Vol.1,102

 

 

 

本日は、「梅の開花で梅柄の

加賀友禅訪問着のご紹介。」です。

 

 

 

岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。

 

 

 

最適な和装で笑顔あふれるご提案!

貴方の和装・お助けマン

山脇寿人です。

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

 

今日は、2月18日。

 

 

2月に入りもう3週目と

なりました。

 

 

2月を「如月」(きさらぎ)とも言い

「着更に着る」から由来していると

言われています。

 

 

 

が今年は、暖冬で梅の開花が

早く、見頃を迎えている所も

ある様です。

 

 

 

先日の「着物でランチ」でも

蝋梅の香りが何とも

春の訪れを感じさせました。

その時のブログはこちらを

 

 

 

梅は、その香りで花のありかを

知らせて人の心を和らげます。

 

 

 

又、江戸時代の有名絵師

尾形光琳の代表作のひとつ

「紅白梅図屏風」。

 

 

お借りしました。

 

 

日本画の模様に梅は

欠かせないモチーフです。

 

 

 

絵画や文様の上で

梅は「早春の花」とされる

だけでなく目出度いものと

されています。

 

 

祝儀に用いられる意匠ですので

季節を問わず好んで使われます。

 

 

 

そんな梅を加賀友禅で表した

野口春峰先生作「翔」と

名付けられた訪問着。

 

 

 

加賀友禅とは、金沢で盛んに

染められる友禅染め。

 

 

 

京友禅が、幾人もの職人の手で

出来上がるのに対して

加賀友禅は、基本的に作家の

先生が一人で図案・糊置き・彩色を

行います。

 

 

特徴としては、

1、絵画調で自然や古典をモチーフにしている

2、「臙脂(えんじ)・黄土・藍・草・古代紫」の

加賀五彩を基調としている

(現在では、加賀五彩でない作品も多く見られます)

3、「虫食い」の技法が用いられている

(虫食い…自然の葉が虫に食べられているように、

葉の模様にも同じく虫が食べたようにする彩色)

4、「先ぼかし」の技法が用いられている

(先ぼかし…外側から内側に向かって

だんだん薄くなるような彩色)

5、金加工や刺繍は基本的に用いない

 

お借りしました。

 

 

 

この訪問着は、全体に薄い

クリーム色ですが裾に墨色を

ぼかし染で入れうすーい藤色が

遠近感を出しています。

 

 

そこに一面、梅を配し凛とした

気高さと豪華さを醸し出しています。

 

 

 

鶯でしょうか?

今にも「ホーホケキョ」と

鳴き出しそうです。

 

 

 

派手すぎないので、お嫁入の

お仕度から帯によって

50歳代までお召しになる事が

出来る息の長い訪問着。

 

 

 

訪問着は、一般的には略礼服と

なりますので少しフォーマルな

お場所にお召いただけます。

 

 

 

特に加賀友禅は、刺繍や金箔が

ありませんので無暗な豪華さや

派手さがなく上品な趣ですので

お召しになれるシーンは多くあります。

 

 

梅の季節に梅柄の着物

最高のおしゃれですね。

 

 

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

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