足袋のこはぜを外して履いていたお客様に足にピッタリの足袋をご提案!
ご紹介 2020年3月15日
Vol.1126
本日は、「足袋のこはぜを外して履いていた
お客様に足にピッタリの足袋をご提案!」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日、初ご来店のお客様、
加齢と病気で足首が
異常に太くなっています。
普通の足袋では、履けないと
足袋のセミオーダーのご注文を
承りました。
始めの採寸は、足長(サイズ)です。
23.2㎝が実寸ですが今までは
24.5㎝の足袋の「こはぜ」を
2つ外して履いていたとの事。
続いて足囲を3か所、採寸します。
まず、先周(親指の下の最も高い所と
小指の下のくぼみを1周)22㎝。
甲周(最も甲が高い所を1周)23㎝。
斜周(足首始まりとかかとを1周)32㎝。
最後に足首の採寸、27㎝。
女性の足首の平均が19㎝
(身長に依りますが)なので
8㎝も太い事に成ります。
さあ、このサイズに合う足袋を
探すのですが、これが中々厄介でした。
一番足幅の広い「F型の23.5㎝」を
履いていただくと甲の辺りに
シワが出来て恰好良くありません。
それならばと、「F型」の直ぐ下の足幅
「現代型の23.5㎝」を履いていただくと
「こはぜ」が全然掛けられません。
今度は、「現代型の24.0㎝」でも
「こはぜ」が掛けられません。
じゃあ、「現代型の24.5㎝」では
足長が合いません。
ダメ元で「F型の23.0㎝」を
履いていただくと甲のシワも
なく綺麗で格好良いですが
「こはぜ」が少し掛かりません。
そこで試案し、「F型の23.0㎝」の
「こはぜ」を掛ける「掛け糸」を
1㎝ほど広めにずらせば
イケるのではないか?
その事をご提案したら
「じゃあ、それでお願いします」
と笑顔になられました。
また一人和装でお困りの
お方様を救い笑顔にする事が
出来ました。
お客様の笑顔が私たちの喜びです。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。