着物でディナー。その4 、コーデ編。
ご紹介 2020年3月27日
Vol.1138
本日は、「着物でディナー。
その4 、コーデ編。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日に続いて「着物でディナー」の
コーデ編、これで本当に最後となります。
四日市でリボンとアイシングクッキーの
先生、カオリンのお友達
水谷さんのコーデ。
グレー地の紬、琉球の織物に
使う柄、ツバメや流水を
絣で表しグリンとオレンジ色の
色紙が飛び柄となっています。
今までに、見た事のない
柄の取り合わせの紬です。
帯は、紬によく合うザックリとした
風合いが特徴の袋名古屋帯。
流石に着付けの先生を
されているだけあって
着姿も堂に入っています。
帯と帯揚、半衿を黄色で
合わせて破綻の無い取り合わせ。
あえて難を言えば、
フォーマル系寄りの帯〆を
カジュアル系にすればと
もっとシックリすると思います。
それともう一点、これは
呉服屋さんか仕立屋さんの
意識の問題だと思います。
それは、着物は左胸に柄を
持ってくると落ち着く
傾向にあります。
振袖や訪問着、付下げなどは
左胸や左衿に柄付けをします。
全体柄は別として
左に柄を持ってくると
右胸や右衿は無地にします。
両胸に柄があるとうるさく
感じていまう為です。
で、水谷さんの場合
右胸に柄が集中して
左胸や衿が寂しく感じられます。
この逆の柄取りで
お仕立てをすればより
良かったと思います。
画像を反転したので衿がおかしいですが。
呉服屋的には、この方が
シックリと落ち着きます。
こんな事も当店では
気を付けています。
最後に当店、奥のコーデを少し。
お召しの生地の上前と(左)胸に
絞りで桜の花びらを抜染して
柄付けしています。
柄が付下げ取りになっていますが
準フォーマルではなく
あくまでもおしゃれ着です。
帯は、春色らしいすみれ色の
格子柄、米沢織の袋名古屋帯です。
この様な帯あわせが、一般的で
破綻がありませんが、内輪のお食事会で
春らしくと言う事でこの帯にしました。
帯〆は、青色で締めて、帯揚は
オーソドックスにクリーム色です。
全体に春らしい装いと
なったのでは、無いでしょうか?
4回に分けての「着物でディナー」
如何だったでしょうか?
次回、開催がいつになるか
分かりませんが、身近な方が
和装に接していただけて
当店としても嬉しい限りです。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。