そして又、景山雅史先生作ローケツ染のタペストリーが見つかりました。
ブログ 2020年4月12日
Vol.1154
本日は、「そして又、景山雅史先生作ローケツ染の
タペストリーが見つかりました。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日見つかった、栗山工房の
和染紅型、タペストリー。
その箱にもう一つあったのが
景山雅史(かげやままさふみ)先生作の
ローケツ染タペストリー。
景山先生は、元々栗山工房
創始者の栗山吉三郎さんに師事
その後、木版更紗の創作活動を
される様になりました。
木版更紗とは、木で型を彫り
それを生地に判子の様に押すと
線が染められます。
お借りしました。
その後、手差しで色を
染めて行きます。
お借りしました。
また、版木に染料を付けて
それを生地に押して行く
技法もあります。
お借りしました。
いずれにしても、版木を
彫る所から型押し、染色と
全て手作業で行われるため
長い時間と根気が必要です。
そんな景山先生のタペストリー
先生には珍しい藍色1色の
ローケツ染です。
構図の上部に空き(空間)を取る事で
水面の広がりを感じさせます。
左上には見慣れない魚を
そして中央には大きな魚を配置
波の下にはナマズでしょうか?
優雅に泳いでいます。
ここで注目は、魚3匹と水玉は
手描きですが、波は型染となっています。
その波もシッカリと白く
抜かない様に地色よりも
淡い藍色となっています。
きっと、波頭が立つ荒い白い波では
なく穏やかな波を表現したかった
のではないかと思われます。
いずれにしても、180㎝四方の
大作ですので大切に保管して
行きたいと思います。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。