正絹和服は、湿気が最大の敵。
きものクリニック 2020年4月13日
Vol.1155
本日は、「正絹和服は、湿気が最大の敵。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案！
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日4月13日、月曜日は
北海道を除いて終日
雨模様の様です。
そんな雨模様の日には
着物にも確実に湿気が
忍び寄っています。
正絹和服にとって湿気は
最大の敵。
たんすに長年放置している
和服にカビが！なんて事に
なり易いのです。
お借りしました。
特にフォーマル時しか
お召しにならない着物
黒留袖などが一番気になります。
お借りしました。
高価な総桐たんすに
仕舞われた和服なら
湿気に対してある程度
安心です。
（桐は、湿気で膨張し
湿気の侵入を防ぐので）
ですが、高価な総桐たんすを
お持ちでない方の対処法は
天気の良い日の虫干し。
ですが、お忙しいお方は
それが難しいし、めんどくさい。
そんな時は、たんすの
引き出しを開けて扇風機を
回すだけでも違います。
そして、仕舞う時、たんすを
閉じる時は、乾燥剤や吸湿材
（きものシリカゲル）を
多めに入れてください。
当店で取り扱いあります。
一昔前、虫除けのショウノウを
沢山入れておられ方が多かった
様ですが、正絹は虫に喰われません。
ウールは、虫が喰います。
ウールの和服が一般的だった
頃の名残かもしれません。
ですが、正絹の和装にも
ジュースなどのシミが付いたまま
保管するとその所を虫が喰いますので
ご注意願います。（経験済み）
いずれにしても、今後お召しになる
ご予定がない和服は、お手入れ後
乾燥剤や吸湿材を沢山入れた
たんすに保管する事をお勧めします。
当店で、お手入れ承ります。
そんな事を思わせる
寒い雨の日です。
セーター着なくちゃ！
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
