焦がした着物に新たなご提案でお客様の笑顔と信頼を獲得する。
ご紹介 2020年4月29日
Vol.1171
本日は、「焦がした着物に新たなご提案で
お客様の笑顔と信頼を獲得する。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
「弘法も筆の誤り」「猿も木から落ちる」
「上手の手から水が漏れる」
「天狗の飛び損ない」「河童の川流れ」
「釈迦も経の読み間違い」「智者の一失」
これ皆、上手な人(動物)も時には
誤りを犯すという表現です。
和服に関する専門の職人さんは
染織の方や悉皆屋さん、仕立屋さん迄
多岐にわたります。
和装は、皆さんがそれぞれの
持ち場で最高の仕事をして
成り立っています。
一つでも抜けたり、ミスを
すると和装が完成されません。
今回は、最終工程のお仕立てで
ミスが発生しました。
お仕立て上がりの着物を
アイロンで焦がしてしまいました。
そのお客様に同じ品物は、
調達できませんでしたが
お気に召した着物地で
新たにお仕立てさせてもらう事で
納得していただきました。
で、この焦げた着物をどうするか
となり、その焦げた部分を切り取り
新たな生地を継いではとご提案。
そして、その焦げた部分だけを
新たな生地で継ぐと
「如何にも継ぎました」との
印象になります。
ですので、もう片方の袖も
わざと同じ生地を継げば
その様な着物地と錯覚します。
しかも、焦がした袖は、
袖口部分を継ぎますので
もう片方は袖付け部分を
継げば、おしゃれになる事を
お話しました。
これには、お客様も大賛成!
「出来上がりが楽しみ」と
仰っていただける程になりました。
そして、お仕立て上がりがこちら。
何とも粋でおしゃれな着物と
なりお客様の笑顔が目に浮かびます。
ピンチはチャンス、
これでお客様との信頼関係が
深まる事でしょう。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。