衣更えで袷の着物や帯をお手入れに出しましょう。
きもの110番 2020年5月31日
Vol.1205
本日は、「衣更えで袷の着物や帯を
お手入れに出しましょう。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日は、5月31日。
明日から6月となります。
コロナウイルスの第2波が
心配されますが暦は、確実に
進んでいきます。
↓
30年ほど前の和装、特に茶道の
世界では6月になってからお単衣物に
衣更えをしていました。
幾ら高温になろうとも
5月31日までは袷の着物を
お召しになられていました。
今、そんな事を言ったら
皆さん口を揃えて、
「そんな事、出来ません」と
仰います。
ま、昔は話は置いといて
もうすでにお単衣物を
お召しのお方も袷の着物を
お手入れを出される様に
お勧めします。
前年の10月よりお召の
袷の和装は今後5カ月ほどは
手を通しません。
その間に気付いていない
シミや汚れ、汗などを
キレイにしておきましょう。
お借りしました。
基本的に正絹は、虫に喰われませんが
ジュースなどの飲み物のシミ、
食べ物の汚れに反応して穴を開けて
仕舞います。
実際、私の夏塩沢の着物
飲み物のシミが右胸に付いて
いた事を見逃して仕舞いました。
お借りしました。
翌年、出してみるとそこの所に
虫食いがあり、急いで
「かけつぎ」屋さんに相談した所。
「かけつぎ」出来ない事を
知らされ、結局廃棄処分と
なりました。
そんなに高価な着物では
ありませんでしたが
お気に入りでしたので
ガッカリしました。
こんな事にならない為に
お手入れに出す事を
お勧めします。
お手入れ代が、気になるお方は
「パールトーン加工」を
お勧めします。
加工後10年間、着用の汚れ
衿や袖口などの汚れは無料ですし
加工は半永久的です。
加工をしていれば、汚れが
付き難く、付いても簡単に
落とせます。
出来上がりの着物や帯にも
加工は可能です。
加工やお手入れなど当店で
承りますのでお気軽に
ご来店くださいませ。
ご来店前に
電話0564‐22‐3259
メールkimono@ichikoshi.comまで
ご連絡いただけると有難いです。
それにしても今日、明日と
天気が崩れる予報で
ちょっと気が滅入りますね。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。