雨の日の和装の支度は三砂ちづる先生の著書 からお知恵、拝借。
きもの110番 2020年7月25日
Vol.1259
本日は、「雨の日の和装の支度は
三砂ちづる先生の著書からお知恵、拝借。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今朝は、雨音が激しくて
目が覚めました。
午前5時前でしたが、そのまま
起きて朝の支度にとりかかります。
仏間の窓は少しだけ開けて
お参り後、早々に閉じます。
間断なく降る雨音を聞きながらの
天気予報も、今日は一日中雨。
もし、今日が結婚式なら和装だけれど
友達との食事会などならどうするか?
昨日から和装の準備はしていたが
雨を恨めしく思い洋装にチェンジ?
又は、和装で強行突破!
さあどうしましょ?
そんな時に参考になるのが
三砂ちづる先生の
「きものは、からだにとてもいい」
にあります。
着物をほとんど毎日、着始めて
4年目位の著書。
実際にお召しになられている方の
雨の日の支度が書かれています。
まずは、足元の利休ゲタと
爪掛け(つまがけ)。
利休ゲタは、普通のゲタよりも
薄い歯が付いていてゴム裏になっています。
ゲタは、歩く時しっかり前に
倒して蹴って歩くものです。
その時に歯が薄くてゴムが
付いていると滑り難く
歩きやすいのです。
それに爪掛けを付ければ
足袋を濡らす事がないと
書かれています。
また、着物や帯は雨コートを
羽織る事で全身覆われるので安心と。
お借りしました。
雨コート丈は、着物の丈よりも
長く作る事が重要と仰っています。
長靴は、足を覆う事で雨を防ぎ
下駄は、足を地面より高くする事で
雨を防ぎます。
雨の日は、着物を短くお召しになります。
下駄を履けば着物の裾は
地面より10㎝位、上になるので
思いの他濡れないのです。
これが、ヒールとパンツ姿なら
裾が直ぐに濡れてしまいます。
そして、足袋しか履いていないので
湿気がこもらず、足が蒸れる事もないと
書かれています。
案外、雨の日も快適に和装を
お召いただけます。
食事会などでお試しくださいませ。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。