72候の「土潤溽暑 (つちうるおうてむしあつし)」そんな時の和装、ご提案!
ご紹介 2020年7月28日
Vol.1262
本日は、「72候の「土潤溽暑 (つちうるおうてむしあつし)
そんな時の和装、ご提案!」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
今日7月28日より8月1日頃までは
72候の「土潤溽暑」。
(つちうるおうてむしあつし)
熱気がまとわりつくような
蒸し暑い頃となった事の意。
土が強い陽気を受け熱を
発することや、熱そのものを
「土熱れ (つちいきれ)」と
いいますが、まさにこの時期の
蒸し暑さを表現しています。
夏のゴルフ場で、にわか雨が
降った後、太陽に照らされた
フェアウエイが正に「土潤溽暑」。
ひどい時はかげろう迄
見えてしまいます。
余談ですが、最高気温が25度以上を
「夏日」、30度以上を「真夏日」
35度以上を「猛暑日」と言います。
この「猛暑日」は、2007年から
使われていて、それまでには
なかった言葉なのです。
そんなムシムシ、ジメジメした
日の和装は、大変だと思われがち。
でも、工夫と対策次第で
思っているよりも快適に
お召しになる事が出来ます。
まず、お召しになる前に
「シャツクール」を
肌襦袢など肌に触れる生地に
吹きかけてください。
メンソール系の効果で
爽やかになりますし
汗をかくたびにヒンヤリが
感じられます。
ただ、アルコールに敏感な方や
アレルギー体質の方は気を付けて
お使いくださいませ。
また、正絹着物に直接かけると
シミになる事があるかも知れません。
お気を付けて、ご自分の
判断でお試しくださいね。
そして、夏の和装は化繊を
避ける事が重要です。
綿や麻、正絹に比べて
化繊の製品は通気性が悪く
風を通しにくいので暑いのです。
ですので、下着から上着迄
なるべく自然素材のものを
お召しになる事をお勧めします。
また、お召しになる枚数も
なるべく減らしましょう。
袖と裾除けを正絹か麻を使い、
胴を晒の半襦袢にし、それだけの
上に着物をお召しになる方も
おられます。
いかに通気性がある着方が
出来るかが夏着物をお召しに
なる時のポイントです。
でも、暑い夏に日傘をさして
うなじに少し落ちたおくれ毛が
風になびく。
涼しげで凛とした着物姿、
いいですねー!あなたもどうぞ!
それにしても、今年は「猛暑日」が
何日あるのかなー?
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。