最上川氾濫、お見舞いいたします。そして山形県と言えば「紅花紬」。
ご紹介 2020年7月30日
Vol.1264
本日は、「最上川氾濫、お見舞いいたします。
そして山形県と言えば「紅花紬」。」です。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装で笑顔あふれるご提案!
貴方の和装・お助けマン
山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
一昨日より昨日に掛けて、
山形県の最上川が増水・氾濫
しました。
前線や低気圧に暖かく湿った
空気が流れ込んで大気の状態
が不安定になり、28日は山形県の
各地で記録的な大雨となった様です。
被災されたお方には心より
お見舞い申し上げます。
で、山形県と言えば、「紅花」
「紅花」と言えば山形県です。
中近東が原産とされる「紅花」は、
シルクロードを通ってアジアへ。
日本に渡ってきたのは3世紀頃で
室町時代末期頃に山形に伝わった
とされています。
昼夜の寒暖差や肥沃な土壌など
山形の気候や風土が紅花の栽培に
適していた様です。
江戸時代には日本一の産地となり
米の100倍、金の10倍で取引され
山形地方を潤わせました。
その染色用の「紅花」は山形県のみで
栽培され、花弁に水を加えて発酵
餅状のものを平たくして乾燥させます。
これを「紅餅」と言い江戸時代
からの製法を守っています。
その「紅餅」から、職人の
長年の経験で培った熟練の技で
純度の高い赤色色素を抽出します。
株式会社新田H.P.より
紅花が発色する鮮やかで高貴な赤。
元々は神事の衣装や位の高い方の
衣装にのみ使われていました。
そして、それを「紅花紬」として
新田家の3代目、秀次・富子夫婦が発表
庶民にも手が届くものとなったのです。
生地風は、しなやかさの中に
腰があり、身体に優しくそい
包み込む感じ。
正に「紅花紬」の真骨頂。
株式会社新田H.P.より
「八重霞」は昭和38年より
製作されている新田の代表作。
新田独自の真綿を2色に
染色した後、糸を引くので
同じ物はありません。
「新田間道」「虹彩」「濤波」(とうは)
などなど、新しい品物も開発し
皆様のご要望に応えています。
いずれも株式会社新田H.P.より
そんな「紅花紬」一度お召しに
なられたら如何でしょうか?
でも、今回の水害で生産に
影響が出ない事を祈ります。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。