フォーマルでの秋単衣、難しい帯選びのご提案。
ご紹介 2020年8月26日
Vol.1290
本日は、「フォーマルでの秋単衣、
難しい帯選びのご提案。」。
岡崎市の呉服屋、呉服のいちこし。
最適な和装のご提案で貴方を笑顔にいたします!
貴方の和装・お助けマン、 山脇寿人です。
ご訪問ありがとうございます。
昨日も当ブログで書かせて
いただいた、今ほどから
10月までの和服の選び方。
季節感を大切にする茶道は
お茶会などフォーマルな
お場所では9月になれば
お単衣物をお召しになられます。
それもそのお茶会の格式が
高ければ高くなる程、
その傾向は、強くなります。
そして、秋単衣の柄付けの
和服で臨むことが理想。
無ければ、華やかさには
少し欠けますがお単衣の
無地一つ紋付をお召しになれば
心配ご無用。
お借りしました。
ここで難しいのが帯の選択。
6月のお単衣ならば先取りの
妙で透ける夏物を締めれば
良いのです。
が、秋単衣は先取りで
袷用の袋帯を締めるのは
如何なものでしょう。
ま、カジュアルならば
塩瀬の生地に染を施した
名古屋帯で良いでしょう。
ですが、フォーマルとなると
染帯では格式が低くなります。
かと言ってボリュームある
袋帯でも不向きではないでしょうか?
そこで、お勧めしたい帯は
綴れの名古屋帯。
それも爪織つづれの高貴な
柄付けなら申し分ありません。
お借りしました。(爪をギザギザにして織って行きます)
綴れ織り特に爪織綴れは
それだけで格式があり
柄によって女性の第1礼装
留袖に締めていただけます。
そして、爪織綴れ帯の9割以上が
袋名古屋帯。
この名古屋帯で格式がある事が
秋単衣の和服に合うのです。
お借りしました。
ボリュームは、無いけれど
格式がある。
近年、その様な袋帯も少しづつ
織られています。
ボリュームを抑えた袋帯で
格式を持たしている帯。
正に秋単衣に相応しい帯。
業界もあの手、この手で
お客様の手持ちにない
品物を創造しています。
それによって、お召しになられた
お方が輝く存在になれば
和服をお召しになる価値が
あると言うもの。
そんな風に業界一丸となって
お客様に期待に応えるべく
研鑽を積んでいます。
それにしても、この暑さの中
小間の本茶席は、エアコンなど
ありませんから熱中症に
お気をつけくださいませ。
本日もお読みいただき
誠にありがとうございました。